リスニングが苦手な3つの理由 対策その3

「リスニングのスコアを上げたいのに、なかなか上がらない。」「全然聞き取れない」その原因は何か、一緒に考えてみましょう。あなたの原因はどれでしたか?

【この記事の流れ】
1、聴き取れない3つの理由
2、理由3の特徴
3、理由3の対策
4、まとめ

1、聴き取れない3つの理由

言語の習得にあたり、その言語を聴き取れない理由は大きく分けて3つ。
あなたの理由はどれでしたか?

まだ確認していない方は、こちらから確認してみましょう。

【理由①】
そもそもその単語や文法、表現を知らない

【理由②】
英語の音そのものが聞き取れない

【理由③】
聴き取れても、瞬時に頭から理解できない

以上3つでしたね。

今日は、理由③について考えます。

 

2、理由③の特徴

【理由③】
聴き取れても、瞬時に頭から理解できない

これに当てはまる人は、日本語訳を介して意味を理解している状態にあります。

この状態から抜け出すには、「音読」が不可欠です。また、リスニングに音読が有効であるということは、英語学習の世界ではもはや常識です。「音読」をすることで脳の言語野が活性化し、さらに記憶力も高まることも科学的に証明されています。

 

3、理由③の対策

ではどうやって抜け出すのかをみていきましょう。

 

ステップ1  文章を見て意味を理解する。精読。

しっかりと文構造を理解し、内容を把握した状態(土台)を作り上げましょう。その上で音読することで、英語のまま理解することにつながってきます。非常に地道ですが、これが実は重要です。

ただ、これで終わってはNG!

日本人の多くの人はこの段階で学習を止めているために、文章の読解はできるけれど「リスニング力」、「スピーキング力」が伸び悩んでしまうのです!

最近は学校教育での英語学習も音声重視になってきており、フォニックスで英語の発音学習を取り入れているかと思いますが、今現在40代、30代後半の方の多くは、英語の授業の時に英語を音読したり、話したりする機会はあまりなかったのではないでしょうか?

とにかく、ここで止めてはいけません!

次のステップで、精読した学習の成果を活かし、さらに英語脳を作り上げていきましょう。

 

ステップ2 「音声を聴きながら、自分の声で発音(意味、音・リズムを意識)

精読した英文を声に出していくことで、英語脳を作っていきます。

黙読ではありません。

音読です。声に出すことが非常に重要です。

英語を黙読すると、文法を入れ替えたり、日本語に訳してしまったりと、日本語での理解から離れられなくなりがちです。音声と同じように音読することで、英語の意味を日本語に訳すことなくイメージできるようになります。また、発音を知らない単語が出てきてもネイティブの発音を注意深く聴くようになり、真似できるようになります。

初めは短めの文章から挑戦してみましょう。

ポイントは、

日本語に訳さない。

意味のまとまりごと意識して音読する。

ネイティブの発音をそのまま真似をする。

はじめは慣れずに戸惑うかと思いますが、何度も繰り返すことで慣れてきます。
ここでスムーズに音読できるようになった英文は、もうあなたのモノです。

 

4、まとめ

これまでリスニングが苦手な理由3つを考えてきました。

リスニング力を向上させたいからといって「聞く」だけでは全く伸びません。

重要なのは、土台作りです。語彙、文法、音声ルールの理解、そしてトレーニングの積み重ねが、聞き取れる英語を増やしていきます。

 

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