リスニングが苦手な3つの理由 対策その2

「リスニングのスコアを上げたいのに、なかなか上がらない。」「全然聞き取れない」その原因は何か、一緒に考えてみましょう。あなたの原因はどれでしたか?

【この記事の流れ】
1、聴き取れない3つの理由
2、理由2の特徴
3、理由2の対策
4、まとめ

1、聴き取れない3つの理由

言語の習得にあたり、その言語を聴き取れない理由は大きく分けて、次の3つでした。
あなたの理由はどれでしたか?

まだ確認していない方は、ぜひ分析してみましょう。
前回の記事はこちらから。

【理由①】
そもそもその単語や文法、表現を知らない

【理由②】
英語の音そのものが聞き取れない

【理由③】
聴き取れても、瞬時に頭から理解できない

以上3つでしたね。

今日は、理由②の対策について考えます。

 

2、理由②の特徴

【理由②】
英語の音そのものが聴き取れない

つまり、知っている単語や表現でも、正しい発音を覚えていないことが原因です。

「音を聴き取る」とは、発音を聴いて、文字がイメージできる状態になるということです。

例えば・・・

「キャンディデイトゥ」と聞いて、candidateと分かっていて、「候補者」を意味していると瞬時に理解できる状態になっていますか?

「キャンディデイトゥ」

→ ん?なんだっけ。

→ あ、候補者だったかな・・・。

では遅い!

 

3、理由②の対策

では、「英語の音そのものが聴き取れない」人は何をしたらいいのか。

対策1  個々の「英単語」の正確な発音を意識し、自分でも発音しながら覚える

前回、語彙力を身につける重要性について書きましたが、単語を覚える際には、必ず音源を聴きながら自分でも発音し練習することがポイントです。自分の口から発音する音が、聴いた時の理解に繋がってきます。

地道で、地味な練習ですが「必ず」チカラがついてきます。特に日本人は自分の発音に自信がなく、心の中で呟く程度の人が多いです。

ぜひ今日からは、周りを気にせず声に出しましょう!

 

対策2 「文中」で自然に発音される際に起こる「音声の変化」を覚える

「単語の発音はわかるんだけど、文単位で聴くと早くて無理!」という人は、文スケールでの発音のルールを理解していないということです。一つ一つの単語の発音を覚えながらも、文章のスケールでの発音(音声変化)も意識してみましょう。

文スケールって、どういうことかというと、

英語を聞いていて、「ギビットゥーミ」と聴こえたとします。テキストを見ると「give it to me」と書かれています。

口頭の英語は、単語が繋がると「省略」が発生します。ですから、何度聴いても、速度を落として聴いても、「ギビットゥーミ」にしか聴こえません。

聴き取りができるということは、「ギビットゥーミ」と聴こえたら「give it to me」と言っているということを知っている状態のことを言います。

では、具体的にはどうやって覚えるか、

それは「口頭トレーニング」で鍛えていくことが大切です。

 

・音読

・シャドーイング

・ディクテーション

・オーバーラッピング

 

これらのトレーニングをコツコツと毎日実施していきましょう。1日10分でも、1週間で70分!
積み重ねが一番重要です。

TOEICリスニングパートのPart1やPart2は1文単位での出題ですので練習しやすいです。
慣れてきたら、Part3、4へとレベルをあげていきましょう。

ただ、ここでの大きな壁も、「自分のモチベーション」です。

ポイントは、「完璧は目指さなくてOK!」
半分ぐらいできたら、次に進む、そして半分ぐらいできたら次に進む、の繰り返し。
そして、また始めに戻って、6割できたら次の文に・・・と進めてみましょう。

4、まとめ

音を聴き取るチカラ(音をつかむチカラ)をつけることで、聴き取れることが増えてきます。

そして、口頭トレーニングを繰り返すことで、間違いなくスピーキング力も向上してきます。

TOEICのスコアを上げることだけでなく、将来的には使える英語フレーズを増やすことにも繋がってきます。

ぜひ、座学での学習だけでなく、声に出す!ということを意識してみましょう。

 

 

✏️✏️✏️

効率的に語彙力と文法力の基礎を身につけたい方におすすめの「TOEIC®︎60分プライベートレッスン」開催中です。
特に「モチベーション」の維持がなかなか大変な方!
短期間で効率的に、語彙と文法をマスターしましょう!

詳しくはこちらをご覧ください。

 

「TOEIC対策無料オンライン体験レッスン」で、あなたのリスニングが苦手な理由を分析してみませんか?

詳しくはこちらをご確認ください。