「リスニングのスコアを上げたいのに、なかなか上がらない。」「全然聞き取れない」「何をしたらいいの?」とリスニング力を向上させたいのに、何をしたらいいのか困っている方は、一緒に原因を考えてみましょう。
【この記事の流れ】
1、聴き取れない3つの理由
2、あなたはどれに当てはまる?
・理由1の特徴
・理由2の特徴
・理由3の特徴
3、まとめ
1、聴き取れない3つの理由
言語の習得にあたり、その言語を聴き取れない理由は大きく分けて、次の3つです。
【理由①】
そもそも「英単語」や「文法」、「表現」を知らない
【理由②】
英語の「音」を聞き取れない
【理由③】
聴き取れても、「瞬時」に「文頭」から理解できない
どうでしょうか?具体的にどのようなことなのかを探ってみましょう。
あななたが聴き取れない理由はどれでしょうか。
下の質問に答えて、自分の理由を探してみましょう。
2、あなたはどれに当てはまる?
1、リスニングだけではなく、リーディングも苦手だ
2、英文を聴いてもほとんど理解できず、スクリプトを読んでも理解度が変わらない
3、何を言っているのか聞き取れないが、同じ英語を文字で読めば理解できる
4、基本的な語彙や文法の知識はあるが、耳で聞いたときに認識することができない
5、短い英文であれば比較的理解できるのに、長文となると理解が追いつかない
6、TOEIC®のリーディングセクションが時間内に解き終わらない
7、英文を読むとき、日本語の語順に直して理解するために後から訳し上げている
あなたはどれに当てはまりましたか?
1、2に当てはまる人・・・理由①
【理由①】
そもそも「英単語」や「文法」、「表現」を知らない
つまり、語彙や文法などの知識不足が原因です。
1、2に当てはまる人は、単語を知らないので何を言っているがわからなかったり、また、英語の文法のルールを知らないので、主語や目的語の役割がわからずに何を言っているのか理解できません。TOEICのリスニングが150点〜200点ぐらいの人はこれに当てはまります。
対策は、とにかく語彙力と文法力を身につけることです。
どんなに英語が得意な人でも、知らない単語があったら聴き取れません。
高スコアの人は、コツコツと単語力を身につけていったからこそ聞き取れるようになっているのを忘れずに。
残念ながら、楽して聴こえるようになる魔法はありません!
対策:語彙力・文法力を身につける!
3、4に当てはまる人・・・理由②
【理由②】
英語の「音」を聞き取れない
つまり、知っている単語や表現でも、正しい発音を覚えていないのが原因です。
3、4に当てはまる人は、スクリプトを見ながらだと理解できるのに、音だけになった途端、思考がとまり何を言っているかわからなくなります。TOEICのリスニングが200点〜250点程度の人はこの傾向があります。
特に、音読練習が苦手で、黙読のみで英語学習をしてしまうと、単語は知っているけれど正しい発音は知らないという苦労を味わってしまうかもしれません。多くの日本人はここで躓きます。なぜなら、トレーニングが不足しているから。
「音」と「文字」を一致させるトレーニングを積むことが、重要です。
どんなに単語を知っていても、どんなに文法を身につけていても、本来の英語の発音を知らない状態では使える英語になりません。せっかく英語を学習しているのですから、スピーキング力にも直結するチカラを身につけましょう。
対策:音を聴き取るチカラ(音をつかむチカラ)をつける!
5、6、7に当てはまる人・・・理由③
【理由③】
聴き取れても、「瞬時」に「文頭」から理解できない
つまり、英語を英語のまま理解・処理できていないのが原因です。
5、6、7に当てはまる人は、「語彙力」も「文法力」もある程度はあるが、主語が長い英文だったりすると理解が追いつかずに思考が止まってしまう人です。英文を読む際に、日本語の語順に直して理解しようとしたり、後ろから訳していく人は、リスニングでも同じことをしようとするために、スピードに追いつくことができません。
英語を英語のまま聴き取る練習をし、英語脳を作り上げましょう。
対策:聴き取った音から意味をつかむチカラ(意味を理解するチカラ)をつける!
3、まとめ
リスニングが苦手な3つの理由について分析しましたが、あなたはどれが原因でしたか?
原因は1つだけということはありません。
いくら得意な人であっても「知らない単語」が出てくれば「原因①」に戻る必要もあります。
英語学習は終わりがありません。
その時の自分の弱点を知り、克服するためのトレーニングを日々積み重ねることで、一つずつできることを増やしていくことになります。
【理由①】
そもそも「英単語」や「文法」、「表現」を知らない
【理由②】
英語の「音」を聞き取れない
【理由③】
聴き取れても、「瞬時」に「文頭」から理解できない
リスニングが苦手だからといって、ただ英語を聞いたりするだけではチカラはつきません。
今現在の自分の原因は何なのかを分析することで、自分がやるべき対策が見えてきます。
限られた時間をうまく使い、効率よく学習を進めていきましょう。
次回は、それぞれの対策法について詳しく書いていきます。
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